2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

パチンコ詐欺 T要町店物語 第11話

本日は顔認証システムついてお話ししよう。 顔認証システムとは来店客の顔をカメラで撮影して登録する。客の来店時間、実践時間、素行を分析。そして嵌めてぱち中毒に貶めるシステムだ。 しかも顔認証システムはネットワーク化しており他店でも情報を共有で…

パチンコ詐欺 T要町店物語 第10話

本部からキムが来てからもう1ヶ月がすぎた。 鮫島は在日N朝鮮人2世である。日本人として暮らしてきたが心の底では自分は大陸の血が流れているのだ、という自負をもっている。 成長するに従い、ほ本国に貢献したいという思いが頭をもたげてきた。 自分に出来…

パチンコ詐欺 T要町店物語 第9話

鮫島は最近ふと思うところがある。 オレ客になめられてなあか? 完璧になめられている。 そういえばこの間も客と目があっただけでぶん殴られたうえ、閉店後帰りに待ち伏せされてボコられた。暗闇の中だったので犯人が同一人物であるか確証はない。 店内でも…

パチンコ詐欺 T要町店物語 第8話

今日も店内はガラガラである。 パチンコのコーナーには客が3人のみ。すべて常連の老人である。 もはやサクラを投入する気力もなくなってしまった。 もちろんホルコンで無抽選営業にはしてある。決して当りを引くことはない。無抽選なのだから。 精気の抜けた…

バチンコ詐欺 T要町店物語 第7話

「店長、トイレがぶっ壊されました。」 アルバイトの佐藤が事務所に駆け込んできた。 トイレに行ってみると水でビショビショ。便器が割れていて機器も壊されている。 負けた腹いせだろう。 防犯カメラで犯人の映像を確認して警察に通報するんだ。指示をだし…

パチンコ詐欺 T要町店物語 第6話

「本国への送金額が減っている。総裁は御立腹である。我々は一年以内にS朝鮮に侵攻する予定である。そのためにも資金調達は重要だ。手段はどうであれ金を調達するのだ。わかったか。」 キムはそう言って鮫島の肩に手をおいた。 「3ヶ月待とう。結果をだして…

パチンコ詐欺 T要町店物語 第5話

鮫島は説明する 「当店舗ではホールコンピューターによる出玉制限の徹底、顔認証システムによる不良客の排除、遠隔システムによる確率操作またパチンコ中毒者数の増加を目指し現代テクノロジーの全てを駆使しております。」 つい力がはいり声が大きくなって…

パチンコ詐欺 T要町店物語 第4話

鮫島は緊張しつつも現状況の説明にはいった。 「説明いたします。当店舗は5年前より導入しました顔認証システムにより不良客の閉め出しに成功しております。」 「不良客とはなんだ」 「はい、不良客とは負けた腹いせに台パンを繰り出したりゴミをぶちまけた…

パチンコ詐欺 T要町店物語 第3話

本部の人間が来た。 「私がキムだ」 鮫島に対し超高圧的にマウントをとってきた。 鮫島は上の者に対しては極端にへりくだる。そうやって今まで生き残ってきたのだ。 キムは日本人ではない。 隣国N朝鮮国籍の人間だ。 鮫島を冷たく侮辱の視線で見つめてから言…

パチンコ詐欺 T要町店物語 第2話

今日は本部の人間が視察にくる。 いつもながら がらがらの店内 かつてよい時代もあったのだが サクラの投入、遠隔ホルコン がバレてからは人気が下降をたどり、常連客も去り、残された客から金を絞り上げるために、 ホルコンによる確率操作 で大当りを徹底排…

パチンコ詐欺 T要町店物語 第1話

鮫島はいつもどうり勤務先のパチンコ屋、T要町店に出勤した。 事務所に入ると、金庫が開けられていて中身が空っぽ。 鮫島は店長に連絡するため電話をした。しかし不通。何度かけても繋がらない。警察にも連絡。警察はすぐ駆けつけた。 「これは、店長が店の…