パチンコ詐欺 T要町店物語 第1話

鮫島はいつもどうり勤務先のパチンコ屋、T要町店に出勤した。

 

事務所に入ると、金庫が開けられていて中身が空っぽ。

 

鮫島は店長に連絡するため電話をした。しかし不通。何度かけても繋がらない。警察にも連絡。警察はすぐ駆けつけた。

 

「これは、店長が店の金を持ち逃げしましたね。たぶんもう日本にはいないでしょう。金は戻ってきませんね。」

警察はそう言うと事務的な手続きをすましてさっさと退散。

 

パチンコ屋、グループ本社から電話がきた。

「鮫島くん、話は聞いた。とりあえず今日から君を店長に昇格する。頑張りたまえ。」

 

ここにパチンコ屋の店長、鮫島が誕生した。

 

パチンコ詐欺伝説の始まり

 

である。

 

つづく