パチンコ詐欺 T要町店物語 第18話

昼飯を買いに近くのコンビニに出かけた鮫島店長。レジで並んでいると後ろのカップルの会話が聞こえてきた。

「T要町店ってさぁ、遠隔、ホルコン、顔認証で一切当たり出さないらしいよ。」と女

「あー、知ってる。俺の友達も暇潰しでバチやって3万ストレートでやられたって言ってた。何来ても当たらないらしいよ。」と男

 

や・・ヤバイ、すっかりバレてるし噂になっている。どうりで客が来ないわけだ・・・

 

新導入したホルコンプログラム

 

チョイ出しからの無抽選

 

で一時パチンコ中毒の客から集金に成功していたものの、やりすぎがたたったのか

 

パチンコ中毒者すら来なくなってしまったT要町店

モニター監視からの遠隔単発いれて、続行する客には遠隔無抽選という流れを顔認証システム経由でオートでやってしまうのだ。

 

鮫島はやはりインカムで事務所と連絡、連携して客を嵌めるスタイルの方が性に合っているといまだに思っている。

 

顔認証の集金プログラムはエグすぎて100%集金出来るのだがバレて客自体来なくなってしまってはどうにもならない。

 

昼飯買って事務所に戻った鮫島。監視モニターで店内を監視するのだが客は店内3人。全員常連客で顔認証システムに登録済み。

 

トレンドのチョイ出しからの無抽選がしっかり入っている。

鮫島はきょうも不味い安弁当を食いながら全自動でハマっている客を監視するのだった。

 

哀れ

 

つづく